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『犯罪王ポポネポ』改竄は犯罪か?
子供の頃ヒーローになりたかった、だけど当然やられ役でたこ殴りされる日々。
本の片隅のページ数があっているか調べる作業、
「書籍印刷物等頁検分係」という堅い仕事についていた主人公・マルキ。
2日近く寝ずに、飲まず食わずカウントした数字は14万5862ページ。
そんな真面目な小市民・マルキにも聞こえてくる噂“犯罪王ポポネポ”
名前と伝説以外はほとんど知られない犯罪王。
いろんな噂も飛び交うがどれも噂だけ。
なにせ彼に関わった者は大抵死んでしまうから仕方がない。
その犯罪王が捕まったという記事を見ても隣に興味を示すくらい、
マルキにとってはそれくらいの存在の犯罪王ポポネポ・・・
だけどその日からマルキはポポネポとなって刑務所に送り込まれてしまった。
無理に外科的に外したら死んでしまうといわれる、
凶悪犯罪者の体内に埋め込まれるGPS内蔵のICチップを、
ポポネポに埋め込まれてしまったのだ。
ゴキブリしか殺したことのないマルキが犯罪王ポポネポになってしまった。
果たしてマルキの運命やいかに。

『ごっこ』『かげふみさん』などの著者、奇才・小路啓之さんの最新作。
ここではないどこかという独特な世界で起こる奇妙な出来事。
最新作もそれは変わりありません。
気の弱い真面目な主人公マルキがなぜか犯罪王として刑務所に入ったところから、
この物語ははじまります。
最初は自分は犯罪王ではないと訴えるもだれも信じてくれないのですが、
自分がポポネポであるからここで生きていけることに気がつき、
犯罪王としてしばらく生きていくことにし様子を見ることにしたマルキ。
そんな極悪たちがいる刑務所の登場人物がまた独特だったりします。
例えば、穴という穴に執着して連続強姦魔の見た目はかわいい女装強姦犯、マコ・マリ。
ウェディングドレス集めが趣味で本当は怖がりのドS刑務所所長ミカシェリ、などほんとにさまざま。
マルキはこの刑務所で本当の正義(?)を見つけます。

かわいい絵のタッチに反して、すばらしくちりばめられた毒。
内容はかなりヘヴィです。
しかしこの世界観があってこその小路啓之さん。
万人受けしなくとも、絶対好きだという読者は多いはず。
絵、世界観、セリフまわし、どれをとってもセンスバツグンの作品。
あと章ごとのタイトルが回文になっているところも注目です。

【紹介エントリー】『かげふみさん』まったく存在を気づかれない少女

犯罪王ポポネポ 1 (ヤングジャンプコミックス)犯罪王ポポネポ (1) (ヤングジャンプコミックス)
(2012/05/10)
小路 啓之

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