「深夜食堂」腹と心を満たしてくれる夜中の食堂
ビックコミックオリジナルで連載中の1話完結の、
“食”コミックスをご紹介いたします。

『営業時間は深夜0時から朝の7時まで。
メニューは豚汁定食にビール、酒、焼酎・・・それだけ。
あとは勝手に注文してくれりゃあ、できるもんなら作るよ』
という飯屋の店主が営むとある食堂、人はその店を“深夜食堂”と呼ぶ。
そこは人もそこそこ入る不思議な食堂なのです。
食堂というだけに客の注文も素朴で深夜営業のため、
やってくる客も味のある人ばかり。
しかし客の頼む素朴な料理には想いや癖がたくさん詰まっているんです。
1巻に登場する料理は、「赤いウインナー」「きのうのカレー」
「猫まんま」「納豆ゴハン」「ナポリタン」「ポテトサラダ」
「かつ丼」「インスタントラーメン」などなど。

例えば「しょうゆとソース」のエピソードをひとつ。
たまたま深夜食堂に居合わせた中年の男2人、
同じ注文した料理は「目玉焼き」。
2人は目玉焼きの黄身の底と白身のハジのパリパリしたところが、
好きという共通点でたちまち仲良くなるが、
味付けがしょうゆかソースかで仲たがいしてしまう。
数日後またまた居合わせた中年男2人、今度も同時に「アジフライ」を注文。
またまた味付けのしょうゆかソースかで争いはじめた所に1人の女性が登場。
その女性、2人の間に座り「アジフライ」を注文すると、
ケチャップマヨネーズで食べ始めた。
それ以来ぱたりとあらわれなくなった中年2人。
後日再び食堂にやってきた女性に聞くと2人は空き巣で逮捕されたという、
彼女は刑事だったのだ。
2人の手口はそっくりで年も血液型も一緒、
しかも同じ似た間取りのアパートに住んでいたという。
ただ一箇所だけ違っていたのはトイレが洋式と和室アパートだった。

1話10ページ程度の中に料理とその人々のエピソードをキレイにまとめ、
オチまで完璧という本当にお見事なマンガです。
誰でも知っているメニューばかりで味がわかるだけに、
ストーリーに深みがまし読後は心も腹も満たしてくれる、
そんなコミックスです。
「孤独のグルメ」が好きな方にドドンとオススメしたいですね。
大人のためのグルメマンガ、大人の方は一読してみてはいかがですか?

深夜食堂 1 (1) (ビッグコミックススペシャル)深夜食堂 (1) (ビッグコミックススペシャル)
(2007/12)
安倍 夜郎

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