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「夢の真昼」まっすぐな人間たちの物語
「薔薇のために」「麒麟館グラフィティー」などの名作でおなじみの、
吉村明美さんの最新作をご紹介いたします。

親元をはなれ女子大に通う20才の主人公、小田桐鈴子。
住んでいるアパートは2LDK家賃7万円親の仕送りで生計をたてていて、
自分でも贅沢だと思いながらも両親に感謝している。
鈴子に3才年上の鳩子という5才の時に親の離婚を機に別々に育った姉がおり、
母親にひきとられた鈴子はその後実業家の今の父親と再婚した母親と、
何不自由なく育った。
中学の時父親にひきとられたヤンキーと化した姉の鳩子と再会したが、
その時自分は父親にひきとられたせいで不幸になったと罵られ、
それ以来鳩子に負い目を感じて生きてきた。
そんな鳩子に現在アパートを占領されその上傍若無人な態度をとられても、
なにひとつ言い返せないでいる鈴子。
そんなある日ふと通りかかった不動産屋で妙な物件に出会う。
1日2食付き水道代光熱費込みで月6万円、
老夫婦が住む日本家屋の一室を間借りするという物件。
早速家主を訪ねてみると、気のいいおじいさんと、
近所や身内から因業ババアと異名をもつおばあさんの老夫婦が現れる。
大家の家の一部、しかも意地悪なおばあさんがいれば、
姉の鳩子も近寄らないだろうと引越しを決意した鈴子、
しかし引越しの当日その家に行くと、おじいさんの葬式が行われていた。
結局おばあさんと2人で暮らすことになった鈴子。
気が強く芯の通った厳しいおばあさんの元で自分を鍛えなおす決意をする。

おばあさんのキャラがイイ!!!
姿かたちから性格までキチンとしていて世間では、
“因業ババア”なんて評判ですが、
どっこい筋の通った本当は情の深いおばあさんなんです。
言い方はきつくても間違ったことは言わないし、相手を見抜いているタイプ。
読者側がおばあさんについていきたくなるすごくいいキャラクターなんです。
主人公の鈴子は天然だけどおばあさんの人柄を見抜きなつきます。
大人しかった鈴子がおばあさんの元で暮らしはじめてから、
姉の鳩子に言いたいことを言えた時はこちらもスカっとしました。
1巻ではおばあさんがどういう人間なのかがわかったところで終わったので、
次巻からはおばあさんに関わる人など新たな登場人物が、
物語をかき混ぜてくれそうな予感。
著者の吉村明美さんは登場人物は芯の通った人間を描くのが上手な方。
その特徴をフルに活かした作品、今後がかなり楽しみなマンガです。

夢の真昼 1 (1) (フラワーコミックス)夢の真昼 (1) (フラワーコミックス)
(2007/12)
吉村 明美

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