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「ネムルバカ」目標を持つのか?持たないのか?
徳間書店の「COMICリュウ」で連載されていた、
青春葛藤コミックをご紹介いたします。

とある大学の女子寮の同室で暮らす、鯨井ルカ(先輩)と入巣柚実(後輩)。
先輩はインディーズバンドのボーカリストでプロを目指して活動中、
いつもお金がない。
後輩はこれといって目標もなくただただバイトの日々。
後輩は何もない日常の中、夢を持つ先輩とのギャップに悩みつつ憧れている。
一方の先輩はそんな後輩に厳しくもあるが、
内心はプロとアマの境界線の壁にぶつかり自問自答の日々。
そんな大学生の大きくもあり小さくもある日常青春マンガ。
大学生とは今まであったぼんやりした未来が明確になり、
将来への不安がリアルに見えてくる時期。
輝かしい夢があっても先が見えないことや自分の力量に不安な先輩、
目標もなくただ日常をすごす後輩。
これって当時でも今でも大半の人はどちらかに当てはまりませんか?
目標があってもなくてもどこか似ているから、
わかり合い支えあって暮らしているふたりの日常、
堅苦しくなくコミカルにユルイ世界観で話は進んでいきます。

しかしこのユルイ世界の中に潜むシャープな切り口の言葉や描写、
あのどるなかれ・・・。
例えば、先輩の造語“駄サイクル”。
意味は“グルグルと廻り続けるだけで一歩も前進しない駄目なサイクル。
輪の中で需要と供給が成立し自己顕示欲を満たすために、
完成された空間”のことだそう。
またこんな言葉も先輩は発言します。
“妄想ってのは妄想の中で嘘を演じている限り絶対実現することはない。”
夢にむかって突き進む彼女だからこそ出る言葉なんですよね。
しかし先輩に「やりたいこともなく、努力するのがシンドイ」と言った伊藤君。
ゴタクを並べるなと先輩に殴られる彼ですが後に、
“やりたいことのある人と、やりたいことない人の間に、
何かしたいけど何が出来るのか分からない人っていうカテゴリーがあって、
8割方そこに属しているんだよね。”とつぶやくシーンがあったりします。
読み手を油断させておきながら出てくる言葉の数々には、
胸が痛くなりつつこちらを自問自答させてくるんです。

大学生だから若さゆえにおおいにおしげもなく悩む彼らですが、
この悩みのサイクルの中に大人は常にいてるのかもしれませんね。
1冊にまとまった完成度の高い作品、ぜひおためしくださいませ。

ネムルバカ (リュウコミックス) (リュウコミックス)ネムルバカ (リュウコミックス)
(2008/03/19)
石黒 正数

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