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「美咲ヶ丘ite」平凡という奇跡を堪能できる短編集
人の心の光と影を独特の絵と世界観で描きあげる戸田誠二さんが、
小学館のIKKIで連載してるオムニバス短編集をご紹介します。

どこにでもありそうな、ありふれた街“美咲ヶ丘”を舞台に、
その街の住人たちをそれぞれ主人公にした6編の短編集は、
不器用だけど日常にある等身大の愛情、希望、苦悩、葛藤、喜びが、
丁寧に描かれています。
そのうちの1編をご紹介したいと思います、ネタバレしますのでご注意を!

『オムライスはいらない』
放課後のおやつが大好きでいつも晩ゴハンが食べられず、
母親に怒られてばかりの元気いっぱいの小5のユウタは、
とうとうおこずかいを止められてしまう。
クラスのハギタは鈍くさくてクラスで浮いた存在。
いつもその尻拭いをお菓子を配ってごまかすところがあり、
ユウタは彼が少し苦手。
ある日友達たちと新型ゲーム機があるハギタの家に、
遊びにいったユウタはケーキをおよばれする。
ハギタの母親にオムライスを勧められひとり返事をしてしまったユウタは、
ハギタの母親と2人きりにになってしまう。
気まずい空気の中ハギタの母親に、
息子と仲良くしてほしいとお金を渡される。
ショックのあまりハギタの家を後にするユウタ、
晩ゴハンは母親の特製オムライス、
そして明日からのおこずかい復活と、労いの言葉。
ただだまってオムライスを食べ続けるユウタ。

その他にサラリーマン、OL、フリーター、歌手志望の女性など、
いろんな住人が主人公になって、平凡だけど日常の、
小さくて大きな波を巧みに描いていきます。
この著者の戸田誠二さんは元々個人のホームページに、
マンガを発表されておられました。
それが1冊にまとめた1作目「生きるススメ」が、
書評などで絶賛され話題になったマンガ家さんです。
他のも何作か短編集を出されていますが、
今回は前作品たちより比較的わかりやすくて、
読みやすい作品に仕上がっています。

平凡だからこそドラマチックに広がる世界、
誰もがある日常の些細な中の少しずれた歯車をうまく描いた、
そんな短編集です。

美咲ヶ丘ite 1 (1) (IKKI COMICS)美咲ヶ丘ite (1) (IKKI COMICS)
(2008/02)
戸田 誠二

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