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『Beautiful Sunset』小玉ユキ短編集2
2007年に刊行された『光の海』『羽衣ミシン』が話題を呼び、
今1番注目されているマンガ家小玉ユキさんの初期短編集をご紹介します。

初期短編集でもこちらは2巻目にあたりますが、
1巻よりもより初期の作品が収録されています。
小玉ユキさんは2000年に宝島社の『Cutie Comic』でデビューし、
何作品か残した後で雑誌自体が休刊してしまいます。
のち2002年に持ち込み作品が当時講談社で新創刊の雑誌、
『Vanilla』に載り再デビューをはたされますが、
半年後にその雑誌も休刊・・・という、
失礼ながら運のないマンガ家生活を送られていたそうです。
そんな小玉さんのその頃の作品が収録されている短編集、
彼女の原点を少しここでご紹介したい思います。

『Beautiful Sunset』
講談社『Vanilla』に掲載された前後編80ページの作品。
中学生の女の子と数学教師の淡い恋のお話は、
ありがちな設定ながら読者層が大人の女性とあってか、
主人公の女の子が冷静で大人びているため感情移入しやすい反面、
考え方や行動力が子供らしくないんですよね。
しかし話自体はありがちにならず流れもキレイで、
80ページを感じさせない作品です。

『柘榴』
小玉ユキさんのデビュー作品。
ページ数も少なく短編小説のような作り。
デビュー作としてはかなりクオリティの高い作品ですが、
どこにでもあるような作品ですね。

『さくらんぼうの宴』
デビュー作から3カ月後に掲載された作品。
とある夫婦の自宅の前に寝たきりの老人が置かれていた。
そのまま老人のめんどうを見ることになる夫婦を通して、
生と死をリアルに描いた作品。
すごく出来がいいです、ストーリー設定ともに素晴らしい!
一読の価値ありですよ。

他2作品が入った短編集は掲載されていた雑誌が、
20代の女性をターゲットにしていたため内容は大人向きのものばかり。
読み応えもあり出来のいい作品ばかりですが、
読んでいて思い出さずにおられないのが“魚喃キリコ”さん。
作風も絵もカブってしまうのが難・・・。
このままこっちの路線で描き続けていたら、
今の小玉さんは埋もれてしまってなかったかも・・・。
しかしながらクオリティの高さはバツグンで一読の価値ありです。
あと単行本のサイズを新書サイズではなく大判のA5版にして、
カラーを入れればもっと広い読者層に見てもらえそうですよね、残念。

デビューから異才をはなっていた事がよくわかる短編集は、
小玉ユキさんのファンならもちろん以外の方にも、
自信を持ってオススメできる作品集ですよ。

小玉ユキ短編集 2 (2) (フラワーコミックス)小玉ユキ短編集 (2) (フラワーコミックス)
(2008/05/26)
小玉 ユキ

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