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『おのぼり物語』漫画家志望の青年が上京し右往左往する物語
竹書房から刊行された4コマ界の奇行プリンセス・カラスヤサトシさんの、
上京物語をご紹介したいと思います。

4コマ形式で描かれるこの作品はノンフィクションであり、
著者・カラスヤサトシさんが上京を決めた29歳の秋から2004年の春、
そして番外で2005年春までのご自身のことをつづっておられます。
サラリーマンだったカラスヤさんはマンガ一本で生きていこうと、
23歳の時会社を辞めるも連載するはずだった雑誌が休刊。
その後マンガではなかなか軌道にのらず、
長年勤めた派遣の仕事を辞めバイトをしていた29歳の時、
肺炎で3日入院している間にバイトをクビになり勢いで上京を決意します。
右往左往しながらも東京の片田舎のアパートに部屋を借りますが、
マンガの仕事は間々ならず孤独と挫折と不安の中、
ご自身独特のいい意味変なポジティブ感でひとり暮らしをされます。
電車賃を浮かすため安い自転車を購入するもパンクしまくり、
それでもギリギリ徳と思っていたら全てのジーパンが殉職したり、
1人酒をしながらみようみまねで作ったうどんは見た目脳みそみたいだったり、
通りを歩く人々の会話に口パクで参加したりと、
カラスヤさんらしい奇行が飛び出したりするんですが、
つねに孤独と不安は隣り合わせ。
そんな中ほそぼそとマンガ家活動を続けていくカラスヤさんに後半、
実父の癌宣告が待ち受けています。
看病のため一時帰省するくだりは不覚にも涙が・・・。
カラスヤさんがマンガ家として軌道にのりはじめる手前で、
お話は終了するんですがなんとも満足度の高い作品に仕上がっています。

カラスヤさんの描く絵柄と独自の感性やポジティブで、
お手軽に読めるのにその下に潜む大きな力に圧倒される作品。
著者の代表作『カラスヤサトシ』とまた違った深みがあり、
挫折と不安を持ちながら手探りで夢をおいかけている人や、
過去に経験のある方に読んでいただきたい作品です。
誰でも孤独と不安は隣あわせなんですから。

【紹介エントリー】「カラスヤサトシ」の奇行愚行をご覧あれ!

おのぼり物語(バンブーコミックス) (バンブー・コミックス)おのぼり物語(バンブー・コミックス)
(2008/09/17)
カラスヤサトシ

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