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『おひとり様物語』みんな“おひとり様”
講談社『KISS』で連載中の恋愛オムニバスをご紹介します。

“おひとり様”の女性をテーマに描くこのオムニバスは、
せつなくて温かいリアルがつまっています。
“おひとり様”といっても彼氏有りもいてるし、
じゃあ“おひとり様”って?となるんですが、
ここでいうおひとり様は独身・特定のパートナーなしの他に、
物理的に離れている(遠距離)や、
相手はいるが心が離れている、なども含まれるんです。
初彼にフラれてどうしていいのかわからない女子大生や、
同棲中の彼と生活時間がまったく合わないOLなど様々。
今回は1話目に登場するおひとり様、
山波久里子さん(28)をご紹介したいと思います。
ネタバレになりますのでご注意を。

独身・ひとり暮らし・彼氏なしの久里子さんの職業は書店員。
彼氏がいた過去もあるけど今はひとり、全然平気。
ゴハンも映画もひとりで行くし、
大好きな本に囲まれて悠々自適な毎日。
しかし後輩の女の子に「それってさみしくないんですか?」
と質問された久里子さんは“おひとり様”を意識し空回りはじめる。
仕事ではチョイミス、ひとりで定食屋に行けばはまわりは全員カップル、
コンビニで大好きなプリンは買えないし、友達に電話するも誰もとらない。
“世界で自分はたったひとりなのかもしれない 毎日楽しいけれどゆれるのは、
どこか自分はさみしい人間だと思っているんじゃないのか”
とさみしくなる久里子さんの携帯が鳴る、その相手は例の後輩から。
「今日の帰り思い切ってひとりゴハンしてみたんですよ、
そしてらすっごく楽しくてそれだけずっと言いたくて、
今日ずっと山波さんのことを考えてました」
どこか離れた場所で誰かが私のことを考えている、
独りじゃないと知っているからおひとり様はどこへだってゆけるのだ。

巧いんですよね、人物像からその雰囲気までキチンとした輪郭が見える。
谷川史子さんはこういうのがとても巧いんです。
どれかは自分に当てはまりそうなリアルがあり、
必ず前向きに終わる物語たちは読んでいて心地良いんですよね。
彼氏がいたっていなくったってひとりが好きだって、
自分を思ってくれる人がいればいい。
生きていく中で大切な何かがわかるそんな作品ですよ。


おひとり様物語 1 (1) (ワイドKC)おひとり様物語 (1) (ワイドKC)
(2008/10/10)
谷川 史子

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