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『淀川ベルトコンベア・ガール』
そこは大阪の淀川の近くにある河川敷。
その淀川大橋の真下で上がり電車と下り電車がすれ違っている間に、
大声で願い事を3回言えば、その声がかき消されなければ必ず願い事は叶う。
という噂が最近流行していた。
その日誕生日を迎えたかよは、
川辺を通学する女子高生と反対の方向は歩く。
かよはその近くの「油あげ工場」で住み込みで働く16歳。
その工場でかよと一番年が近いのは、
30代のマンションを買う頭金を彼氏の事業の頭金に投資したスミ江さん。
工場には年の近い子も時々入ってくるけど、
長くは続かず今はかよがたった1人の若者になってしまった。
そのかよの誕生日に同じ年頃の女の子・那子が工場のパートでやってきた。
朝、淀川大橋の下でかよは、
「ともだちがほしい!ともだちをください!!」と願い事を叫んだ。
これはきっと神様からの贈り物、
そう思うかよは那子に接触するが那子にとって、
天井も壁もベルトコンベアもおじちゃんおばちゃんもスミ江さんも、
そしてかよもすべて過ぎ去るねずみ色の背景のようだった。
でもかよは明日も那子に話しかけることを決意する、
「ともだちがほしい!」電車の神さんにそう祈ったその日にひとりの女の子に出会った。
かよの一生に一度の16歳がはじまる。

かよは素直な女の子です。
しかしただ素直だけというわけではなく、
彼女の立場やその境遇を理解しているだけに、
心にはどこかポッカリ穴のあいたような自分を理解しています。
なぜかよが高校に行かず住み込みの工場で働いているのかはまだ明かされておらず、
彼女が工場で働いている姿は物語の中で悲しくもうつりますが、
工場の仲間(といってもかよよりずっと大人)が暖かいことが救い。
そんな狭い世界ですごすかよにとって那子の存在は大きな光なんです。
素直にただ友達になりたいと思うかよを那子は最初冷たくあしらいます。
かよのアプローチに少しづつ心が解けていく那子なのですが、
また那子も高校に通いながら誰にも秘密で工場でバイトしているということがわかります。
那子は那子で面倒な高校生活を送っていて、
かよと場所は違っても似た境遇にあるよう。
そんな2人が少しづつ本当に少しづつ近づきある中、
1巻の終わりで那子は自分の世界にかよを引き込むこところで終わります。
かよはやっぱりかと落胆し、那子はそのことに後悔する。
2人の関係そして境遇がわかりだし、物語はここから加速していきそうです。

一度しかないかよの16歳を一緒の謳歌してみませんか?
大人になってもまだその心は大切なんだってことがわかる作品です。

淀川ベルトコンベア・ガール 1 (ビッグコミックス)淀川ベルトコンベア・ガール 1 (ビッグコミックス)
(2010/04/28)
村上 かつら

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